130713Sat-15Mon_涼風爽やか鳳凰三山


南アルプスの最北端、鳳凰三山に行くことにした。3連休で時間があるので、北沢峠から早川尾根を経由する少々長めのルートにした。


韮崎の天気予報は曇りときどき晴れ、とビミョ~な感じ。山は雨かもなぁ、と悩みながらもとりあえず1日目は移動してみる。

当然スタート地点の北沢峠でテン泊するのが理想だが、嫌~な予感がしたので途中の広河原で寝ることにした。文字通り広い河原のキャンプ場は意外と空いていた。


翌朝、バスで北沢峠へ。キャンプ場は予想通りの混雑。やっぱ広河原で正解だったようだ。これは3連休2日目の朝だが、後で会った人に聞くと“初日の早朝”から既に余分なスペースは無かったらしい。(伊那方面からのバスの方が若干早く着くため)


ともかくヨカったヨカったと最初の目標、栗沢山を目指して登る。


左に甲斐駒ケ岳、


右に仙丈ケ岳を見ながらの爽快な登り。


栗沢山から早川尾根に出ると、目標の鳳凰三山の一つ、地蔵岳(左奥)が見えた。 ・・遠い


更に進んでゆくと尾根の北側に、みずがき山~金峰山~甲武信ヶ岳が、


正面には富士が、


南側なのに“北”岳が。


地形図もロクに確認せず、何となく平和な尾根歩きを想像していたが、けっこうなアップダウン・・


それでもきれいでかわいい草木に癒されながら進んでゆく。



早川尾根と鳳凰山の間に位置する“高嶺”から振り返ると・・ やっぱスゴいアップダウンだったんじゃん。(´ε`;)


進行方向に向き直ると地蔵岳、


さらに観音ヶ岳、奥に薬師ヶ岳の鳳凰三山が待ち受けている。


先ずは、地蔵岳。ちょっと時間が押しているのでオベリスク(地蔵仏)はパス。この特徴のある岩はJR中央線の車窓から確認したこともある。また中央道の双葉パーキングからも見える。


お次は観音ヶ岳、ここから先は今まで登った事がない。


早川“スパルタ”尾根から来ると、鳳凰三山の起伏なんて何でもない。


あっと言う間に3つ目の薬師ヶ岳。念願の三山登頂!

そのまま下って南御室(みなみおむろ)小屋キャンプ場へ。3連休中日だけあって混雑している。


でも北沢峠ほどでなく、隅っこに行けば快適カイテキ。(お隣さんはトルコ人でした)


3日目、明け方降ったワリに結構いい天気。涼しい高原を散歩している気分。富士に向って歩いてゆく。


前日がんばったので、この日は夜叉神峠へ下るだけ。こういう平和なトレイルはMTBでカッ飛ばしたいものだが・・


甲府から南アルプスへの玄関口、夜叉神峠。白峰三山(左から農鳥岳、間ノ岳、北岳)の眺望がスバラしい。この3日間で北岳山頂が顔を見せたのはこの日だけだった。


実はこの3日、けっこう雨は降った。けどカッパを着たのは20分だけ。行動中、登りは日が隠れて涼風爽やか、下りになると晴れてくる、という都合の良い天気に恵まれ、降ったのは主に夜だった。


最後はモノ凄く平和な感じで夜叉神峠登山口バス停へ(お風呂も入れマス ¥600)


 2009年に断念、2011年に荒天で敗退した鳳凰三山、やっとこさ登る事ができてなんだかちょっと肩の荷が下りた気がする。

【行程】
1日目;甲府駅発広河原行き最終バス(13時発)→15時某 広河原(北沢峠への接続あり)
2日目;広河原 7時半(バス)→北沢峠 8時→17時 南御室小屋 (ホントは6.50発だけど混雑で遅れた)
3日目;南御室小屋 7時→10時 夜叉神峠登山口BS 11時→12時某 JR甲府駅 (一本待ったら特急指定で座って帰れた)