100206Sat-07Sun_八ヶ岳_硫黄岳


シリア帰国後間もなく、山には行きたくも気合が入らないし、“送迎&温泉”付きの山小屋泊、と言うかなりだらしない山行をしてみた。



今回やってきたのは、八ヶ岳・夏沢峠の麓、夏沢鉱泉である。

どうせなら、と山小屋主催のパーティー登山に参加してみた。
普段は単独行が多いので、かなり新鮮。



夏沢鉱泉の次のオーレン小屋(閉鎖中だが冬季小屋アリ)に到着、今回目標の硫黄岳を見据える(右上)。


夏沢峠からは稜線を歩く。ストックをピッケルに持ち換える。アイゼンは出発時からつけっぱ。



冷たい強風に晒されるため顔面も覆い、交わす会話も少なく黙々と登る。が、ペースが遅くて寒くてしょうがない。


硫黄岳山腹より、諏訪湖、霧が峰、美ヶ原、北アルプス方面を一望↓。



硫黄岳頂上直下の爆裂火口↓



硫黄岳頂上。同パーティーの人が北八ヶ岳をバックに写真を撮ってくれた。普段単独行が多いこともあって、あまり自分の写真がないので「おぉ!?」と思ったが、結局誰だか分からん写真になった(左下)。



下山は新雪の中をアイゼンからスノーシューに履き替えてずざざぁーっと豪快に下った。


夏沢鉱泉でひとっ風呂浴び、茅野駅への帰途で八ヶ岳(左から夏沢峠~硫黄岳~横岳~赤岳~阿弥陀岳)を振り返る。



次は、赤岳だろおなぁ・・・



【ノート】

 -経緯-
冒頭にもあるように正直まるでやる気が無かったので、この週末は軽く丹沢でも行こうかと思っていた。だが、その時ちょうど読んでいた小説「孤高の人」の主人公、加藤文太郎氏が初めての冬山に挑むのが夏沢峠だったのもあって、俺も初めてアイゼンを履くのはここにしようと思った。

 -環境-
風速(推定): 0~15m/s
気温(推定): -8~-18℃
天気: 曇り / 晴れ


 -装備-
アイゼン(12本だけどキックステップ無し)、スノーシュー、ダブルストック、ピッケル(55cm、硫黄岳には短すぎ)、スノースパッツ、グローブ、オーバーグローブ、目出帽、ゴーグル(スキー用)、サングラス、メリノウール下着(上下)、薄手(夏用)パンツ、薄手長袖ウールTシャツ、速乾性フリース(ミズノ)、ULダウンジャケット(稜線上のみフリースと交換)、3シーズン用皮登山靴(*)、レインウェア上下(*)。
デジカメは低温に弱いので予備電池必要。

(*) 本格冬用装備を揃える金がなくて無理してみた。足先がめちゃ寒かったけど深刻な問題はなかった。

 -行程-
1日目、昼過ぎ茅野駅、午後夏沢鉱泉入り。
2日目、朝7時過ぎ夏沢鉱泉出発、硫黄岳登頂、14時鉱泉帰着。超スローペース。